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マンション売却の注意点 スムーズに進めるためのポイントとは?

マンション売却の注意点 スムーズに進めるためのポイントとは?

マンションを売却する際、「どの不動産会社を選ぶべき?」「税金や費用はどれくらいかかる?」など、さまざまな疑問が浮かびます。売却の流れを理解し、適切な対策を講じることで、損をせずにスムーズに売却を進めることが可能です。本記事では、マンション売却で失敗しないための重要な注意点を解説します。

1. マンション売却を始める前に知っておくべきこと

 マンション売却は、事前準備が成功のカギを握ります。まず、売却の流れを把握し、どのような手続きが必要かを理解することが重要です。売却の目的を明確にし、「できるだけ高く売りたい」「早く売却したい」「住み替えのために売却する」など、自分に合った売却戦略を立てましょう。また、売却には権利証や固定資産税の納税通知書などの書類が必要になるため、事前に揃えておくとスムーズです。さらに、物件の状態を確認し、必要に応じてハウスクリーニングや修繕を行うことで、印象が良くなり、売却価格のアップにもつながります。

1-1. 売却の流れを把握しよう

 マンション売却の一般的な流れは、①相場の調査 ②不動産会社の選定 ③媒介契約の締結 ④売却活動 ⑤売買契約の締結 ⑥引き渡し・決済 の6ステップです。売却をスムーズに進めるには、事前に市場価格を把握し、適切な不動産会社を選ぶことが重要です。また、媒介契約には「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があり、それぞれの特徴を理解した上で契約を結びましょう。

 売却活動では、内覧対応や価格調整が求められ、売買契約締結時には手付金の授受や契約書の取り交わしが行われます。最終的に、引き渡し時には所有権移転登記や住宅ローンの抵当権抹消手続きを進める必要があります。

1-2. 事前準備でスムーズに売却を進めるコツ

 マンション売却の成功には、適切な事前準備が欠かせません。まず、売却に必要な書類(登記済権利証・固定資産税納税通知書・管理規約など)を揃えましょう。次に、物件の魅力を高めるため、簡単なリフォームやハウスクリーニングを行うと、第一印象が向上し、成約率が高まります。また、売却活動をスムーズに進めるためには、内覧希望者への対応が重要です。明るく清潔な室内を保ち、共用部分の管理状況も良好にすることで、買主に好印象を与えることができます。
 売却時期を見極め、市場の動向を確認しながら適切なタイミングで売却を進めることも重要なポイントです。

2. マンション売却の価格設定で失敗しないために

 売却価格の設定は、マンション売却の成否を分ける重要なポイントです。価格が高すぎると買い手が見つかりにくく、売却が長引いてしまう可能性があります。一方で、安すぎると損をしてしまうことになります。適正価格を決めるためには、不動産会社の査定を受けるだけでなく、周辺の類似物件の成約事例や市場動向を調べることが大切です。価格設定の際には、「最初に高めの価格を設定し、売れなければ段階的に値下げする」「相場より少し低めに設定し、早期売却を狙う」など、戦略を立てることも重要です。

2-1. 適正価格の決め方とは?

 マンションの売却価格を適正に設定するためには、不動産査定と市場分析が必要です。査定には「簡易査定」と「訪問査定」があり、前者は短時間で相場を把握できる一方、後者は物件の状態や立地条件を詳しく評価できます。また、レインズ(不動産流通標準情報システム)や過去の成約事例、近隣物件の販売価格を参考にすることで、より市場に即した価格設定が可能です。適正価格を設定しないと、相場より高くすると買い手がつかず、安すぎると不利益を被ることになります。売却の目的に応じて、価格設定に柔軟性を持たせることが成功の鍵となります。

2-2. 相場より高く売るためのポイント

 マンションを相場より高く売却するためには、販売戦略と物件の魅力向上が不可欠です。まず、物件のターゲット層を明確にし、ファミリー向け・投資用など適切な広告戦略を立てましょう。次に、ホームステージング(インテリアを整え、モデルルームのように演出する手法)を活用し、内覧時の印象を向上させます。また、リフォームや修繕を適宜行うことで、設備や内装のグレードを上げ、価格交渉の余地を減らすことができます。さらに、売却タイミングを見極め、需要が高まる繁忙期(春・秋)に売り出すことで、より良い条件での売却が期待できます。

3. マンション売却を成功させる売却方法の選び方

 マンションの売却方法には、「仲介」と「買取」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、状況に応じた選択が必要です。仲介は、不動産会社に依頼して一般の買い手を探す方法で、相場に近い価格で売れる可能性が高いですが、売却完了までに時間がかかることがあります。一方、買取は不動産会社が直接買い取る方法で、短期間で現金化できるメリットがあるものの、市場価格より安くなる傾向があります。売却の目的やスケジュールに合わせて、自分に合った方法を選びましょう。また、売却方法によって手続きや費用も異なるため、事前にしっかりと比較・検討することが重要です。

3-1. 仲介と買取のメリット・デメリット

 マンションの売却方法には「仲介」と「買取」があります。仲介は市場で買主を探す方法で、相場に近い価格で売却できる可能性が高いですが、成約までに時間がかかる点がデメリットです。売却活動では広告掲載や内覧対応が必要になり、成約時には買主との価格交渉も発生します。一方、買取は不動産会社が直接購入するため、売却期間が短縮できるメリットがありますが、価格は市場相場より低くなる傾向があります。売却のスピードと価格のバランスを考え、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。

3-2. 自分に合った売却方法を選ぶコツ

 売却方法を選ぶ際には、「売却の目的」と「市場環境」を考慮する必要があります。たとえば、住み替え資金を早く確保したい場合は買取が適していますが、できるだけ高く売りたい場合は仲介を選ぶべきです。また、売却時期によっても適した方法が異なります。市場が活発な時期は仲介で高値売却を狙いやすく、需要が低迷している場合は買取で確実に売却するのも一つの手です。さらに、買取保証付き仲介など、両者のメリットを活かしたサービスを利用するのも有効な選択肢となります。

4. マンション売却で後悔しない不動産会社の選び方

 不動産会社選びは、マンション売却の成功に直結します。信頼できる不動産会社を見極めるためには、複数の会社に査定を依頼し、対応や提案内容を比較することが大切です。査定額だけで判断せず、実績や口コミ、売却活動の内容(広告の出し方、販売戦略など)をチェックしましょう。また、大手不動産会社と地域密着型の不動産会社では、得意とする売却方法が異なるため、自分のマンションに合った会社を選ぶことも重要です。不動産会社との相性も大切で、担当者が親身になって相談に乗ってくれるかどうかも確認しましょう。

4-1. 信頼できる不動産会社の特徴とは?

 優良な不動産会社を選ぶ際には、①実績 ②売却サポート ③対応の透明性 の3つが重要です。実績が豊富な会社は、過去の成約事例を基に適切な価格設定や販売戦略を提案できます。売却サポートが充実している会社は、広告の掲載範囲が広く、売却活動が円滑に進みます。さらに、契約内容や費用の説明が明確で、売主にとって不利益がないよう対応してくれる会社を選ぶことが重要です。不動産業者の評判や口コミを確認し、信頼できるパートナーを見極めましょう。

4-2. 優良業者を見極めるチェックポイント

 マンション売却を成功させるためには、不動産会社選びが極めて重要です。優良な業者を見極めるためには、単に「査定額が高い」「広告が目立つ」といった表面的な要素だけでなく、会社の実績や対応力、契約条件の透明性を慎重にチェックする必要があります。以下の視点から、不動産会社の信頼性を確認しましょう。

① 査定額だけで判断しないことが重要
不動産会社の査定額が高いからといって、必ずしも良い業者とは限りません。一部の業者は媒介契約を獲得するために相場以上の高額査定を提示し、契約後に「売れないので値下げしましょう」と持ちかけるケースがあります。これを防ぐために、複数の不動産会社に査定を依頼し、相場を把握したうえで適正価格を見極めることが大切です。また、「机上査定(簡易査定)」だけでなく、実際に物件を確認する「訪問査定」を受けることで、より正確な査定額を知ることができます。

② 取引実績や売却戦略をチェックする
優良な不動産会社は、豊富な取引実績を持ち、売却戦略が明確です。以下のポイントをチェックしましょう。

過去の売却実績: 会社のホームページや口コミサイトで、マンション売却の取引件数や成約事例を確認する。

売却活動の内容: インターネット広告の掲載先(SUUMO・アットホームなど)や、チラシ配布、オープンハウス開催の有無を確認する。

販売力: どのような買主層にアプローチするのか、ターゲット戦略が明確であるか。

特に、売却実績の多い会社は、適切な販売価格や効果的なマーケティング手法を熟知しているため、早期売却の可能性が高まります。

③ 営業担当者の対応を見極める
不動産会社を選ぶ際は、会社の規模だけでなく、「担当者の質」も重視すべきポイントです。売却を担当する営業マンの知識や対応力によって、売却のスムーズさや価格交渉の成否が大きく左右されるからです。

以下の点をチェックしましょう。

説明が丁寧で分かりやすいか? 専門用語ばかり使わず、売却の流れや契約内容を分かりやすく説明できるか。

質問に的確に答えられるか? 「なぜこの査定額なのか?」「売却の際のリスクは?」などの質問に、納得のいく回答があるか。

レスポンスが早いか? 問い合わせや資料請求の対応がスムーズか、連絡が遅すぎないか。

優良な担当者は、売主の要望をしっかりとヒアリングし、最適な売却方法を提案してくれます。逆に、契約を急がせたり、リスク説明を省くような担当者には注意が必要です。

5. マンション売却にかかる費用と税金の基礎知識

 マンションを売却する際には、さまざまな費用が発生します。代表的なものとして、不動産会社に支払う「仲介手数料」、売却に伴う「登記費用」、売買契約書に貼付する「印紙税」などがあります。また、住宅ローンが残っている場合は「抵当権抹消費用」も必要です。さらに、売却によって利益(譲渡所得)が出た場合には、「譲渡所得税」「住民税」「復興特別所得税」が課されます。ただし、マイホームの売却には「3,000万円特別控除」や「軽減税率の特例」などの控除制度があるため、適用条件を確認し、できるだけ税負担を軽減する工夫をしましょう。事前に必要な費用を把握し、手取り額を計算することが大切です。

5-1. 高く売れる時期とは?

 マンションを高く売るためには、需要が高まる時期を狙うことが重要です。不動産市場には繁忙期と閑散期があり、一般的に「1月〜3月」「9月〜11月」が売却のチャンスとされています。

1月〜3月は、新年度や新生活に向けた需要が高まり、住宅を探す人が増えます。特に、転勤や進学のための引っ越し需要が集中するため、競争が激しくなり、売却価格が上がりやすい時期です。一方、9月〜11月は、夏のボーナスを活用した購入希望者が増え、住宅ローンを利用する人も多くなるため、売却がスムーズに進む傾向があります。

反対に、梅雨の時期(6月)や年末年始(12月)は、内覧希望者が減少するため、売却が難しくなることがあります。市場の動向を見ながら、戦略的に売却のタイミングを決めることが大切です。

また、売却のタイミングを考える際には、物件の築年数や市場価格の変動も考慮する必要があります。例えば、築10〜15年のマンションは設備の劣化が少なく、比較的高値で売れやすいですが、築20年以上になると価格が下がりやすくなります。売却の目的や市場動向を踏まえ、適切なタイミングを見極めることが成功のポイントとなります。

5-2. 市場動向が売却に与える影響

 マンションの売却価格は、不動産市場の動向によって大きく変動します。市場が活発な「売り手市場」の場合、買主が多く、競争が激しくなるため、高値で売却しやすくなります。逆に、「買い手市場」では、売り物件が多く、買主の選択肢が広がるため、価格交渉が厳しくなることが予想されます。

 市場動向を左右する要因としては、金利の動向・経済状況・住宅政策 などが挙げられます。特に、住宅ローン金利が低下すると、購入希望者が増え、マンションの売却がしやすくなります。反対に、金利が上昇すると、買主の負担が増え、売却価格の値下げを迫られる可能性があります。

また、政府の住宅政策や税制改正も市場に影響を与えます。例えば、「住宅ローン控除の適用拡大」や「固定資産税の減税」が実施されると、買主の需要が高まり、市場全体が活性化します。反対に、増税や融資規制が強化されると、買主の購買意欲が低下し、売却が難しくなることがあります。

 このように、市場の変動を把握し、売却タイミングを調整することで、より有利な条件でマンションを売却することが可能になります。定期的に市場の動向をチェックし、不動産会社とも相談しながら、最適なタイミングを見極めることが重要です。

6. まとめ

 マンションを売却する際には、事前準備や市場の状況を十分に理解することが成功の鍵となります。仲介手数料や税金などの費用を把握し、売却後の手取り額を正確に計算することが重要です。また、マンションの需要が高まる時期を見極め、適切なタイミングで売却活動を行うことで、より高く売却できる可能性が高まります。

 さらに、不動産市場の動向を把握し、金利や経済状況、政府の住宅政策を考慮しながら売却戦略を立てることも大切です。不動産会社と相談し、最適な売却方法や価格設定を決めることで、スムーズに売却を進めることができます。

 マンション売却は、一生に何度も経験することではありません。事前にしっかりと知識を身につけ、計画的に進めることで、後悔のない売却を実現しましょう。
八幡地所株式会社<br>代表取締役 渋谷秀昭

八幡地所株式会社
代表取締役 渋谷秀昭

Hideaki Shibuya

購入した自宅を売却の際、不動産売買に興味を持ち実体験を活かしたく不動産業へ転職。売買専門の仲介会社、建売分譲会社で不動産売買の営業スキルを習得後、地元の流山市で地域密着会社として父が起業した八幡地所株式会社へ移る。
更なる流山市の発展に貢献できるよう現在は代表取締役として不動産売買の宅地建物取引業をメインに建設業・損害保険代理業を勤しむ。なかでも不動産売買の相談や売買にまつわるお金に関するプランニングと総合的な生活設計を行うプランニングに注力しております。

【保有資格】
●宅地建物取引士
●相続鑑定士
●2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP
●2級建築施工管理技士
●住宅ローンアドバイザー
●賃貸住宅管理業業務管理者
●損害保険募集人(火災・自動車・傷害)

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